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うつ病チェック・簡易抑うつ尺度(QIDS-J)とは

簡易抑うつ尺度(QIDS-J)とは、「アメリカ精神医学会」が作成したうつ病チェックシートです。 こちらのページでも軽く触れましたが、世界10カ国以上で使用されているものです。 この簡易抑うつ尺度(QIDS-J)について詳しくまとめてみました。

アメリカ由来・日本でカスタマイズされたうつ病チェックシート

簡易抑うつ尺度、QIDSは、「Quick Inventory of Depressive Symptomatology」の略称で、直訳すると、「うつ病簡易チェックシート」となります。 日本語版は、慶応大学医学部の藤澤大介先生のグループによって翻訳し、日本人に当てはまるよう改良さてたもので、Japaneseの「J」が末尾に付けられています。 チェック項目は全部で16項目、同じアメリカの精神学会が作成したIDS(Inventory of Depressive Symptomatology)が30項目であるのに対し、大幅に質問項目が削除され、簡易なものになっています。 もっとも、日本では、IDSはほとんど使用されず、簡易版のQIDS-Jが使われています。

簡易抑うつ尺度(QIDS-J)の詳細

16項目のチェックシートで、自分の心や体の状態を0から3までの4段階評価することによって、抑うつ度を診断するQIDS-Jは、ベックのうつ病チェックシート(BDI)と比べると質問項目が細かいとはいえ、回答の選択肢が非常に細かくなっています。 16項目のうち、4項目が睡眠、4項目が食欲や体重関連となっているのが非常に特徴的です。  

うつ病チェック・簡易抑うつ尺度(QIDS-J)