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うつ病チェック・ベックのうつ病診断調査表 (BDI テスト)とは

ちらっとこちらのページでも触れましたが、ベックのうつ病調査表はアメリカから取り入れられたうつ病チェックシートです。 ベックとは、精神科医の名前で、英語では、(The Beck Depression Inventory)という名前で使用されています。 ここでは、うつ病チェックの診断表、ベックのうつ病調査表 (BDI テスト)の詳細について解説します。

BDIテストの歴史

BDIは、1961年に元々発表されたもので、改良版がBDI-1Aとして1978年に発表され、最新版は1996年に改定されたBDI-IIというものになっています。

ベックのうつ病調査表は、13歳以上で適用されるもので、13歳未満のうつ病診断には、 CDI(Children’s Depression Inventory )というものが別に用意されています。

ベック博士がBDIテストを考案する以前は、うつ病は自分自身に対する葛藤の否定という尺度でしか見られていませんでした。それゆえ、BDIテストの発表はある意味革新的なものでした。 最新のBDI-IIは1996年に、アメリカ精神保健学会が出版した、精神障害の診断と統計マニュアル(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, DSM)の中で改定されたものです。

うつ病チェックをベックのうつ病調査表 (BDI テスト)の詳細

BDIの診断テストは21問の設問によって行われます。「全く当てはまらない」から「とても当てはまる」の4段階から設問に回答していき、スコアによってうつ病疑いをある程度チェックできます。 こちらに書いたように、うつ病には精神的症状だけではなく肉体的症状も含まれますが、BDIテストでは肉体的症状の設問もあるので、より適切に症状を診断することができます。ですがもちろん自己評価なので、過大評価、過小評価などの問題が起こりえます。この点にじゅうぶん留意しながらテストを受けましょう。

うつ病チェック・BDIテスト