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メランコリー親和型性格の人がうつ病になりやすい理由

誰でもなりうる可能性があるうつ病ですが、特にメランコリー親和型性格の人が鬱病に罹患しやすいと言われています。
メランコリー親和型性格の方は、どうしてうつ病になりやすいのでしょうか。 考えてみました。

メランコリー親和型性格とは

メランコリー親和型性格とは、別の記事にまとめた通り、 自分に対してルールや秩序に対して厳しい 他者に対しては円満主義 な性格の人です。 このような特徴を持った人はとても素晴らしいのですが、過度になると余計にストレスを溜め込み、うつ病発症のきっかけとなります。

メランコリー親和型性格のうつ病になりやすい理由

脱線や変化に弱い

メランコリー親和型性格の人は、ルールを守ろうとします。 しかし所変わればルールも変わります。 ここで言うルールというのは、社会常識だけではなく、自分を取り巻く法則のようなものも含みます。
例えば、

家族が増えると、社会性や責任感が求められます。
独身の時には好きに暮らせていたのが結婚によって社会性が問われます。
また、子どもが産まれれば、責任感が求められます。

会社での環境の変化も要注意です。 例えば昇進をした時に、例えば50%売上増など、自分自身に高い目標を設定し、そのルールを守ろうとするあまりに、ストレスを溜め込むなどのケースです。

失恋やパートナーとの別れも環境変化です。 完璧であろうとするがために、なぜ仕事がうまくいかなかったのだろう、なぜ失恋してしまったのだろうと、完璧な自分を責めすぎてしまう自責概念もうつの要員です。 これらの環境変化は、メランコリー親和型性格の人にとっては「失敗」であり、正しいと思い込んでいるレールからの脱線です。

自己犠牲・円満主義

自分が犠牲になればうまくいくといった考え方も要注意です。
考え方自体はとても素晴らしいことですが、自己犠牲が過剰だと、ストレスの溜め込みになります。 我慢しきれなかった時に、爆発、あるいは落ち込みに繋がります。 人に尽くすことで自分の価値観を見出していた場合、尽くす対象がなくなった場合、恐ろしいほどの環境変化が訪れます。 失業、失恋などがこのケースです。

まとめ

完璧にあろうとしても、人は完璧になれないものです。 どんなに目標を高く設定しても、どんなに人に尽くしても、環境が変わって対処できなくなってしまっては、元も子もありません。 人生それなりが重要です。