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うつ病を発症しやすい「メランコリー親和型性格」とは

うつ病の彼女

うつ病を発しやすい性格の記事に様々な性格について述べてきましたが、それらの多くはメランコリー親和型性格と呼ばれるものに属します。
耳慣れない「メランコリー親和型性格」とは、なんでしょうか。 具体的な症状について説明します。

メランコリー親和型性格とはうつ病になりやすい性格の傾向

メランコリー親和型性格とは、ドイツの精神学者テレンバッハが提唱したうつ病になりやすい性格の傾向です。 メランコリーとは英語で「憂うつ」という意味です。

自分に対してルールや秩序に対して厳しい

よく言えば、「ルールに厳しい」 悪く言えば、「融通が利かない、頑固」 という性格です。 真面目なのは非常によいことですが、真面目な人は、失敗した時の落ち込みが大きいものです。 また、失敗への極端な恐れもメランコリー親和型の特徴です。 「ルールに厳しい=自分の目標を高く設定する」 という傾向も見られることから、 目標と実績の差に落ち込むこともあります。 また、目標を達成しようとするがために、必要以上の努力をして、徒労する傾向もあります。

他者に対しては円満主義

メランコリー親和型のタイプでは、自分に対しては厳しい一方、他者に対しては非常に寛容かつ気配りを見せます。 周囲からは、親切、気遣いができる人など非常に評価が高い性格ですが、人目を気にしすぎるがあまり、自己犠牲的に他者に尽くすため、疲れてしまうといった側面もあります。

メランコリー親和型=悪いことばかりではない

自分に厳しくて他人には寛容というのはまさに人間の鏡です。 ルールに厳しく、自己目標を高く設定、 他人への気配りを忘れない、 というのは素晴らしいことです。 が、 いずれの状態も過度になりすぎる状態をメランコリーということになるのでしょう。