うつ病などの心の病にかかった場合、投薬治療以外に、カウンセリングを受けるという方法もあります。
風邪などふつうの病気と同様、心の病の疑いがある場合でも、できれば薬に頼らず治療したいという方もいるでしょう。では、カウンセリングとはいったい何なのでしょうか。どんなふうに行われるのでしょうか。
とにかく話を聞いてもらうのがカウンセリング
カウンセリング手法にはいろいろありますが、代表的なものは、「認知行動療法」と「来談者中心療法」です。
単純に言えば、いずれも患者から話を聞いて、すっきりするとういものです。
一度話を聞いてもらってすっきりするということは少ないので、大概の場合は何度か通って、カウンセラーとの信頼関係を築きながら、一緒に病気を治していくというイメージです。
カウンセリング専門の施設で行われる場合もありますし、精神科や心療内科など のお医者さんや病院に併設している場合もあります。
カウンセリングの場所
病院でのカウンセリング
病院でのカウンセリング のメリットは、医療との連携です。カウンセラーが、どんな薬を飲んでいるかや、患者個人のバックグラウンドを理解しているので、すでに投薬治療を受けている場合や、精神科、心療内科に通っている場合はおすすめです。
健康保険の適用があるので、費用がかからないのもメリットです。特に自立支援法の適用を受けえいる場合、患者負担は1割ですみます。
カウンセリング専門機関
専門機関でのカウンセリングのメリットは、投薬に頼らない治療を受けられるということです。
すでに医療機関を受信している方でも、専門機関を受診することにより、副次的なこうかを期待することもできます。
基本的に予約制で、ふらっと行って、さっとしてもらうというわけには行きません。一度通い始めれば二度目以降の予約は簡単ですが、初心の予約を取るのが難しい施設もあります。特に人気のあるカウンセラーにカウンセリングしてもらう場合、数ヶ月待ちというのも珍しくありません。また、健康保険の適用を受けられない上、相場も決まっていないので、費用がかさみがちです。
メールでのカウンセリング
カウンセリングは対面施設が多いですが、メールでのカウンセリングもあります。メールでのカウンセリングは出向かなくてもいい、いつでも受けられる、というメリットがあるので 人気が上がってきています。地域を選ばずにカウンセリングを受けられるのもメリットです。他のカウンセリング機関に比べるとネットでの評判を得ることが簡単というメリットがあります。
カウンセラーとの相性が大事
カウンセリングに大事なのは、カウンセラーとの相性。
話を聞いてもらっても、
「何だこの程度のこと、自分にでもできる!」
と、一度でも思ってしまったら、信頼関係は台なしです。
特にうつ病など、心の病を患っている場合、正常な思考をすることが難しいので、信頼関係を失うことが珍しくありません。
どのカウンセリングが一番いいか
気になるのが、どのカウンセリングが一番いいか。
初期段階では、メールでのカウンセリングおすすめします。
というのも、メールでのカウンセリング機関の場合、専門が様々です。
「家族問題」、「会社でのストレス」、「人間関係」、それぞれに長けた専門家を探すのが簡単です。
病院のカウンセリングはゼネラリスト、大してメールでのカウンセリングはより専門的です。
病院でのカウンセリングは、費用が安いというメリットはありますが、上にも書いたように、一度でも信頼関係を崩すと信頼関係を取り戻すのが難しいので、信頼関係がしっかりとある病院にかかっている上で、検討することをおすすめします。