うつ病をカンセリングで治したいという方のために、カウンセラーの種類をまとめてみました。
カウンセリングを受ける前に注意したい、「心理カウンセラーの種類」
「薬に頼らずに治したい」
「投薬治療を受けているが誰かに相談したい」
そんな時に相談できるのが、カウンセラーです。
カウンセラーとは
別のページでもう触れましたが、悩みについて話を聞いてもらうのが、カウンセラーの仕事です。
ほとんどすべてのカウンセラーが病気を治してあげたいという気持ちを持って患者に接しているのが事実ですが、カウンセラーの質には様々な差があります。
カウンセラーには様々な資格があり、中では料金を支払い講座を受講するだけで、資格を取れるものもあります。
また、「心理カウンセラー」
という国家資格がないことから、現状では誰もが「心理カウンセラー」を名乗れます。
うつ病など、心の病を抱える患者をカウンセリングするのは容易なことではありません。
患者の中には自ら命を立つ人もいるかもしれません。
カウンセラーは、そのことを理解したうえでカウンセラーになっているわけで、仕事に責任をもっているのは事実ですが、カウンセリングの手法を体系的に学んでいる人といない人で差がでるのは事実です。
ここでは、代表的なカウンセラーの資格を挙げて、どの資格を持ったカウンセラーがよき相談相手になるか検証します。
臨床心理士
臨床心理士とは、日本臨床心理士資格認定協会が認定している資格で、カウンセラーの中でももっとも資格取得が難しいものです。
大学院を卒業後初めて受験資格が与えられ、試験に合格することで初めて「臨床心理士」を名乗ることができます。
また、資格取得後も5年ごとに更新が必要です。
臨床心理士は、現在のところ国家資格ではありませんが、それに準じた、もっともプロフェッショナルなカウンセラーです。
うつ病など、心の病に罹ってしまった方や、自分の心の健康状態に不安がある方は、臨床心理士に相談するとよいでしょう。
精神保健福祉士
精神保健福祉士は、うつ病など精神障害者に対するカウンセリングなどに携わることができる「国家資格」です。
4年制大学を卒業して初めて受験資格が与えられる極めて厳しい国家資格で、精神科病院やメンタルクリニックのカウンセラーとして働いている人が多いです。
ただ単に話を聞いてくれるだけではなく、
「生活のアドバイスや、社会復帰の相談にも応じることを生業とする」
と、法律にも定められているので、相談も安心です。
認定心理士
「認定」と聞くと、いかにも権威がありそうな資格ですが、この資格の取得は極めて容易です。
認定心理士は、日本心理学会が認定している資格で、ただ単に大学で心理学を専攻していたということを証明するものです。
認定心理士という資格が設けられた背景には、大学の学科名が多様になり、心理学を名乗っていない学科でも心理学を学んでいて、心理学を活かした仕事をしたいという人に不便だということが背景にあります。
ですので、
認定心理士=心理学を学んだことがある人
と、捉えればよいです。
精神対話士
精神対話士は、臨床心理士や精神保健福祉士と少し違うアプローチでカウンセリングを行うカウンセラーです。
臨床心理士が治療を必要とする患者をカウンセリングするのに対し、精神対話士は、相手の話を聴くことがメインのカウンセラーです。
対話を通してカウンセリングや心のケアを行うというのが精神対話士の背景にあります。